20160531

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必要なものは、実はそんなに多くはないんじゃないかと、最近はそんなことを思う。
ぼくらの生活を心地よく、ストレスを感じさせないように、毎日誰かが世界を更新し続けている。


都会から、ほんの少しだけ離れたところにある、古い一軒家に引っ越した。
アトリエは2階に構えた。家の前は竹林になっている。近くに大きな畑がある。
田舎で暮らしていた時の環境には及ばないけれど、感じたことのある、穏やかな時間が流れている気がする。
更新されないままの、何かが残っている。

花を育てることも、ご飯をつくることも、たまに街へ出ることも
今まで以上に、暮らしと仕事が一つの時間の上にあって、それが大きな輪になればいいな。

これから先の、あたらしい時間のために、ここで何を生み出せるんだろう。
ぼくらはもう少し、あたらしい時間と向き合わなきゃならない。