是枝裕和さんの著書「歩くような速さで」から、いいなと思った文を抜粋しました。
自分がものをつくる上で、共感をするところがいくつかあって。
美しい景色を見つけた日のことや、季節の変わり目を感じた日のことを忘れないでいたい。
過不足なく、誰にでも世界は美しく豊かであると、ことばではない何かを通じて、ぼくらに伝えてくれている。
その時、自分はどんなかたちで返事をすることが出来るだろうか。
その時、自分はどんなかたちで返事をすることが出来るだろうか。
生活も仕事も、自分が主体となって回っている営みはなく、あるひとつの世界が発した声に対して、どう私は返事をしたか、声色や声質、表情や気持ち、あらゆる要因が複雑に絡み合って出来た結び目のようなものなのではないかなあと思う。
世界との対話。
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